大人アトピーがスグに解決!化粧品の3つの選び方

アトピー メンズコラム

「化粧品を使ってみたい」と思っていても「できない」。アトピー性皮膚炎を持っている人が化粧品を使用すると、強いかゆみや赤い湿疹(しっしん)を発症してしまいます。

最近では「大人になって初めてアトピーになった」という人も。

そういった方の為に、アトピーの人が初めてでも今すぐドラッグストアで症状が抑えられる化粧品を探せるよう、大切なポイントをわかりやすくご紹介。アトピーの人でも安心して化粧が出来ますよ。

結論をスグに見たい方は下の目次の「市販品でオススメの化粧品」をクリックすると直ぐに見れますよ。

アトピー性皮膚炎のことを改めて確認しよう

アトピーのイラスト

まずはアトピーのことについて再度確認をしましょう。これを理解できていないと「自分に合った化粧品を自分で探す」ということが出来なくなりますからね。

アトピー性皮膚炎はアレルギー反応によって赤い湿疹が起きる現象のこと。医学的には「アトピー」というと皮膚炎だけでなく、ぜんそくや鼻炎なども含まれます。

アトピー系の喘息を持っている人は皮膚炎を併用していることも多いのですよ。今回は特別な表記がない限り、アトピーといった場合はアトピー性皮膚炎のことを指します。

アトピーは5歳までに発症して中学校に入るまでには回復しているのが一般的でした。ですが最近、中学生以降に発症したり、大人になってもずっとアトピーのままの人が増加傾向にあるのです。

これはなぜなのでしょうか?

アトピーの原因は「先天性」「アレルギー体質」「乾燥肌」

アトピーの原因は大きく分けて3つ、先天性、アレルギー体質、敏感肌があります。更に、アトピーの原因はひとつではなく複数にまたがることが多いです。

それぞれ、原因として多い順から紹介しましょう。

先天性・遺伝

遺伝子のイラスト

アトピーは遺伝します。とはいえ「一度でもアトピーになったら遺伝する」というわけではなく、体質によってアトピーの原因の遺伝子を引き継いでしまうのです。

先天性が疑われるのは以下の通り

<先天性・遺伝性アトピーが疑われる4つの要因>

  1. 家族にアトピーの人がいるか?
  2. 自分にぜんそくはあるか?
  3. アレルギー性鼻炎があるか?
  4. 結膜炎になりやすいか?

他にもいろいろと要件はありますが、誰でも判別できる4つを代表で紹介しました。これらに一つでも当てはまったら、アナタのアトピーは遺伝の可能性が高いです。

先天性アトピーを引き起こすのは、フィラクセリン遺伝子という遺伝子が変異したため。フィラクセリン遺伝子は「角質層のバリア」と「保湿」の為に存在しているのですが、変異してしまった結果、正常に働かなくなった。

だから外からの刺激に負けてアトピーになるのですよ。つまり、先天性アトピーは「アレルギー体質」「乾燥肌」を必然的に合併しています

アトピーの原因としてはこの遺伝が一番多いですが、増加しているかと言ったらNO。なので割合的には減少しています。

アレルギー体質(特にダニ)

アレルギーのイラスト

2番目に多いのがアレルギー体質。特にヒョウヒダニによるアトピーの発症が非常に多いです。日本は高温多湿の為、このヒョウダニの発生がしやすい環境。

アトピーの人がいる家では徹底的な掃除が必要な理由はヒョウヒダニ退治が目的なんですよ。

成人の人のアトピーはアレルギー体質によるものが一般的。なので、大人になってもアトピーを感じている人は部屋の掃除が大切になります。特に布団はヒョウヒダニが生息しやすいので、定期的に乾燥機で駆逐してあげましょう。

ただ、このタイプより増えているタイプがあります。それが次の敏感・乾燥肌です。

乾燥肌~汗はアトピーの敵なの?~

最近、乾燥肌によるアトピーが増加傾向にあります。理由はライフスタイルや地球環境の変化。

アトピーの人は乾燥肌なのが特徴。乾燥すると水分が失われて肌のバリアが弱まってしまいます。外部からの刺激によってかゆみを感じると掻いてしまいますよね?その行為によってさらに肌のバリアが低下。アトピーを発症してしまうのです。

この乾燥肌によるアトピーですが、冬に症状が悪化する人夏に症状が悪化する人に分かれます。冬は乾燥する季節なので何となくわかりますが、なぜ夏で症状が悪化するのでしょうか?

夏にアトピーが悪化する理由は汗。汗には「肌の保湿を高める」「体温調整」「抗菌」といった役割がある一方、アトピーの部位に対しては痒みの原因になり、放置すると症状が悪化してしまうのです。

じゃあ、汗はかかないほうがいいのかというとNO。アトピーの改善には「汗を適切にかくこと」「汗はしっかりと拭く」という2つをやることが絶対に必要なんですよ。特に大人になってもアトピーの人は一生付き合う必要があります。

アトピーの人が化粧品を使用する2つの利点

アトピーの人が化粧をする利点は「汗によるかゆみを抑える」「適切な保湿によってアトピーを発生させない」の2つ。

適度な汗は必要だと先ほど説明しましたが、その汗によるかゆみの発生を軽減することが化粧品の役割。

同時に化粧品によって保湿を高めることで、かゆみを感じることなる肌の状態を整えることができます。

アトピーの人の化粧品の選び方

結論からいえば、「どんな人でも問題が発生しない、万能なアトピー向け化粧品」は存在しません。

その為、「この商品が本当に自分が使って大丈夫」かの最終的な判断はパッチテストしかない。これはアトピーという病気は体質的な要因が大きいから。値段の高さ=安全性ではないです。

パッチテストの方法は皮膚科のアレルギーテストと同じやり方がオススメ。

<家で出来る簡易パッチテスト>

  1. 化粧品を絆創膏にしみこませる。この時の量は1回辺りの量を上回らない程度
  2. 化粧品をしみこませた絆創膏を上腕の内側に貼る
  3. 48時間放置がベストだが、家でするレベルなら入浴前にパッチテストを行い、次の日の入浴前に確認するレベルでいい。
  4. 特に変化がなければ使用OK

とはいえ、やみくもにパッチテストをしてもお金も時間もかかります。なので殆どのアトピーの人がが避けるべき化粧品についてを確認しましょう。

合成界面活性剤は極力避ける

アトピーの人は合成界面活性剤は極力避けたほうがいいです。

界面活性剤とは水と油を混じるようにしてくれる成分のこと。身体の汚れは油分も含まれているので、水では流れ落ちません。なので界面活性剤で水と油が溶けあうように加工することで、水洗いで汚れが落ちるのです。

この界面活性剤は科学的分類で2パターンあります。

界面活性剤の種類と分類
原料分類 化学的分類 種類 成分
天然系界面活性剤 天然界面活性剤 天然系 ガゼイン・レシチン・ サポニン・石けん素地
合成界面活性 石鹸系 ラウリン酸Na
脂肪酸エステル系 ショ糖脂肪酸エステル
アミノ酸系 アシルグルタミン酸・ラウロイルメチルアラニンNa
石油系界面活性剤 高級アルコール系 ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩
石油系 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸Na

引用元:合成界面活性剤って何?|HADAEMI

原料に分けた場合、石油から作られたものと自然から作られたものに変われます。高品質化粧品の場合、「天然系界面活性剤」が使用されています。

ただ、アトピーの人は天然系の中でも天然界面活性剤だけのほうが肌にいいです。天然界面活性剤は文字通り自然界で自然に作られる成分。効果が穏やかであり、肌を傷める心配がありません。

一方、合成界面活性は洗浄力が非常に高い(上の表でいうと、下の行くほど洗浄力がある)。

「洗浄力が高いことはいいことじゃないの?」と思われがちですが、肌のバリアである角質層は「皮脂性が高い」のです。肌は上一番上が水で角質層が油と思ってください。

つまり、界面活性剤で体を洗うと体はきれいになるけど角質層にダメージがいってしまいます。角質層がダメージを受けると、様々な成分が角質層を通過。肌の奥に行ってしまい炎症を起こす恐れが高くなります。特にアトピーの人は汗で簡単に炎症を起こすように。

タモリさんが「お風呂に入る際はシャンプーや石鹸を使わない」と言ってるのは、この角質層の保護の為なんですよ。

化粧品は可能な限り天然界面活性剤。最低限石鹸系のものを使用しましょう。

紫外線ケアの有無

アトピー持ちの人は紫外線に特に弱いです。なのでUVカット機能のある化粧品を使用すると肌が健康に保てます

その際、洗い流しやすさも意識してほしいです。しっかり洗い流せていないと汚れになりアトピーを悪化させる可能性があります。

ただ、最近では紫外線対策については見直されている傾向にあります。紫外線は適切に使用すればアトピーの治療に利用できます(紫外線療法)。

過去にはオゾンホールといって、オゾン層が破壊されたことで紫外線の中でも特に悪いものが降り注いでいました。これが2018年にはかなり回復。2050年までに完全に復活するとのこと。アトピーの人にとっては嬉しい傾向ですね。

保湿力の高さと低刺激の確認

小さい頃からアトピーの人は親からパウダーを使用させたと思います(私はそうでした)。これは20年前までは「汗を抑えることがアトピーの改善に繋がる」と考えられたから。

現在では「パウダーの使用では肌が乾燥してしまい、症状が悪化する」ということで、保湿クリームが主流になっています。

保湿成分といえばヒアルロン酸コラーゲンが有名ですね。他にもスイゼンジノリ(サクラン)プロテオグリカンエラスチンなどが非常に高い保湿成分として高級化粧品に配合されています。

保湿と同じくらい低刺激なのは重要です。アトピーの人はちょっとした刺激で痛みやかゆみを感じてしまいますからね。有名なものとしてはグリチルリチン酸ジカリウム(甘草エキス)ホホバオイル など。

特にグリチルリチン酸ジカリウムは炎症を抑える効果が非常に高いのが特徴。この成分が配合された化粧品は「医薬部外品」として販売することが義務付けられています。

市販品でオススメの化粧品

ドラッグストアなどで手軽に購入できる、アトピーの人にオススメの化粧グッズはどんなものがあるのでしょうか?

キュレル 化粧水 III とてもしっとり(花王)

キュレル 化粧水 III とてもしっとり

価格:1361円
内容量:150ml

花王の販売しているキュレルのしっとりタイプは多くのアトピーの人から愛用されている化粧水。価格が安い上に量が多いので、2~3ヵ月は持ちます。

無添加洗顔せっけん(ミヨシ石鹸)

無添加 洗顔せっけん

価格:355円
サイズ:95×34×110

ミヨシ石鹸の販売している無添加せっけんは肌の弱い人からの支持が非常に高いです。アマゾンでも多くのアトピーの方も「これはいい」というコメントが多くみられました。

ただ、石鹸なので「合わない」という方も一部いましたので過信は禁物です。

 

アクセーヌ ADコントロールシリーズ

<AD コントロール>シリーズ

トライヤルセット:1800円

アクセーヌのADコントロールシリーズは伊勢丹を始めとした高級百貨店で販売されている化粧品。女性向け化粧品として販売していますが、男性のアトピーの方も愛用者が多いです。

ソープやジェル、シャンプー、ボディソープなど、幅広い種類があるので、自分で色々と考えて調べるのが面倒という方はADコントロールシリーズで揃えるといいですよ。

大型百貨店ならお店で簡単なパッチテストをしてくれることも。アドバイスも貰えるので安心感は高いです。

アトピーの人の化粧品の選び方のまとめ

  1. アトピーは乾燥肌と敏感肌を合体して強化した状態
  2. 原因や自身の体質によって「合う化粧品」は変わってくるのでパッチテストは大切
  3. 原材料をよくみて、危ない成分が入っていないかをしっかり確認すること

子供の頃からずっとアトピーだった人なら当たり前のことが多かったでしょうが、大人になってからアトピーになった人だと初めて知ることも多かったはず。

アトピーはしっかりとケアしないと痒みや痛みで私生活に悪影響を及ぼすので、しっかりケアしてあげましょう。

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